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コラム <田舎暮らしと仕事>地方移住のために整えられた豊富な支援策を知ろう!

  • 2021年3月25日

「自然豊かな環境のなかで、のんびり田舎暮らしをしてみたい!」と思いませんか? 

とはいえ、「実際に生計を立てて、生活を送る」となると、仕事に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

「田舎暮らし」や「移住」の推進は政策として取り組まれていて、そのための行政のサポートが手厚く整っています。また、日本全国に「地域おこし協力隊」と呼ばれる制度も定着しています。

この記事では、地域おこし協力隊をはじめ、田舎暮らしの魅力や仕事について、ご紹介していきます。それでは早速、みていきましょう!

田舎暮らしの魅力はどんなところ?

さて、あなたは田舎暮らしにどのような魅力を感じていますか?ここでは田舎暮らしの代表的な魅力をご紹介いたします。

(1)自然豊かで子育てしやすい

都会の公園は比較的コンパクトにできていて、ボール遊びや凧あげを禁止しているところが数多くあります。その一方で、田舎は子どもがのびのびと遊べる環境が残っています。広大な敷地を生かした公園や自然豊かな海岸、野原など、子どもたちが思い切り遊べる環境があります。

それから、大人にとっても「窓から眺める景色が絶景…!」という、都会では得られない田舎暮らしならではの贅沢なひとときに心が癒やされます。

(2)人の良さと心のつながりがある

地方では、昔からその地に住んでいる人が多くいます。同級生同士の付き合いやUターンで戻ってきた人の輪もあり、人と人とのつながりを大切にしています。「野菜がたくさん採れたから、ご近所にお裾分け」なんていうことも田舎なら日常茶飯事!

こういったご近所づきあいなどを通して、アットホームな人の良さを感じられるのも田舎暮らしの楽しさです。

(3)新鮮な食材とおいしい食事がある

田舎では一次産業をしている人が多くいます。新鮮な野菜、獲れたての魚を食べられます。新鮮な食材がいただけるのは田舎暮らしの醍醐味ですよね! 

また、地産地消の食材は運輸コストがかからないため、その分価格が安く、お財布にも優しいです。

(4)通勤時間が少なく、余暇時間が多い

田舎暮らしでは満員電車はありません。多くの人が自宅から車通勤をしています。都会と比べて通勤時間が短いというメリットがあり、通勤時間が短いことで余暇の時間がとれて、趣味や子育てに時間を割くことができます。

いかがでしたか? 田舎暮らしの魅力をいくつかピックアップしてみました。

このように、田舎暮らしは環境的にも、時間的にも余裕を持って生活ができます。また、本業のほかにも、農作業や料理、裁縫、木工など、仕事に準じた趣味を持って、豊かな時間を過ごしている人もたくさんいます。

田舎暮らしを実践する前に、「田舎暮らしで何がしたいのか?」を考えてみてください。田舎暮らしの目的を考えてみることで、どんな暮らしがしたいのか具体的なイメージが湧いてくると思います。

田舎暮らしは仕事が少なく給料が安い…?不安を解消する「地域おこし協力隊」をご紹介

田舎暮らしと仕事は切っても切れない関係です。移住後に生計を立てるためには安定した仕事が大切ですよね。都会と違って、田舎では選べる仕事も限定されて給料も安いイメージがあるかもしれませんが、「地域おこし協力隊」という制度を使うことで、出費は少なく、安心して田舎暮らしをスタートさせることができます。

地域おこし協力隊とは?

地域おこし協力隊とは、UターンやIターンなど、都市部から地方自治体に住民票を移し、各地方自治体から委嘱を受け、おおむね1年以上3年以下の任期で地域活性につながる活動を行って、その地域に定住を図る制度です。

各自治体によって活動内容や報酬は様々ですが、田舎暮らしができ、仕事を一旦確保できる制度として注目されています。

余談ですが…、地域おこし協力隊が題材になったドラマもあるんですよ。2012年には高知県四万十市が舞台の『遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル~』(フジテレビ系列)、2019年に長崎県島原市が舞台の『かんざらしに恋して』(NHK BSプレミアム)などがリリースされて話題にのぼりました。

地域おこし協力隊には、多岐にわたる活動内容がある!

田舎暮らしというと、農業や林業、漁業などの一次産業をイメージする人が多いかもしれません。しかし、地域おこし協力隊には、さまざまな活動があるので、これまでの経験やスキルを活かしたり、興味がある分野やこれからチャレンジしてみたい職種に就いたりすることも可能です。

地域おこし協力隊の募集は各自治体が不定期に行っています。

「田舎暮らしはしたいけれど、仕事が心配で一歩踏み出せない…」という方は、ぜひチェックしてみてください。

これまでに高知県で募集した活動の一例を紹介します!

<活動の例>
農林水産業・・・農林水産業への従事など
福祉・・・住民の生活支援、保育士、栄養士など
産業振興・・・地場産品を活用した商品開発、ふるさと納税の推進など
観光・・・地域の魅力PR、イベント企画立案、来訪客サポートなど
情報発信・・・広報PR活動、SNSによる情報発信、広報の企画・展開など
地域づくり・・・地域のにぎわいづくり コミュニティ維持に関する取り組み など

高知県内の地域おこし協力隊の活動については、ここから見ることができます。

高知県を例に、「地域おこし協力隊」で働く先輩の紹介

地域おこし協力隊は、2009年に設立された制度です。すでに10年以上にわたって継続されている制度で、多くの先輩たちが隊員として働き、地域おこしの活動を行っています。

実際にどのような取り組みに携わって、どんな生活を送っているのか? 高知県内の地域おこし協力隊のリアルな声を紹介します!

皆さんのインタビューを読むと、地域おこし協力隊の活動期間に人のつながりを作ってキャリアを築き、任期後もその地域で活動を広げている人が多くいることがわかります。地域おこし協力隊の任期後もその地で生活して、仕事と暮らしのバランスをとりながら豊かな田舎暮らしを送っている人が多いようです。

このほかにもたくさんの地域おこし協力隊のインタビューを掲載しています。

ここから読むことができますので、ぜひ見てみてください。

地域おこし協力隊の待遇は?

「地域おこし協力隊」の待遇は、給料の支給だけでなく、自治体によっては、次のようなものがあります。(※自治体によって異なります。)

  • 家賃手当
  • 副業可能
  • 自治体によっては、自治体の会計年度任用職員として雇用

いかがですか?

報酬を得ながら、家賃手当などの支援も受けながら、安定した仕事が得られるのは、移住のハードルを下げてくれるはず。

加えて、副業もできる場合があるので、地域おこし協力隊の任期(最長3年)を終了した後のキャリアを考えながら、自身のビジネスを立ち上げることも実現可能なのです。

地域おこし協力隊以外にも、田舎暮らしの仕事や住まいのサポートが充実

これまで「地域おこし協力隊」について詳しくお話してきましたが、それ以外にも田舎暮らしをサポートする制度はたくさんあります。

市町村によって異なりますが、「働くこと」については就業サポートのほか起業支援や起業の補助金制度などが設置されていることが多いです。

「暮らすこと」については、空き家改修への補助金などがあります。

まずは、気になる市町村のホームページを見てみてください。

田舎暮らしと仕事、地域おこし協力隊のまとめ

このように、地域おこし協力隊をはじめ、移住・定住を促進するための制度を活用すれば、<住まいと仕事>の両面からサポートを受けられて、少ないリスクで田舎暮らしをスタートさせることができます。

日本政府も地方創生に向け、国と地方が一体となった取組を進めていますし、ワーケーションなどの新しい生活スタイルも浸透してきました。また、最近では、オンラインツアーやオンライン移住説明会などのイベントも増えて、各地方の魅力を知る機会もぐっと増えています。

「田舎暮らしがしたい!」「都会から離れて自然豊かな環境で暮らしたい!」と思ったら、まずは気になる市町村に相談してみてください。相談窓口も整っていて、ウェルカムな雰囲気で対応してくれます。