“土佐の太陽”は、デザインで地域を照らす(土佐市)

  • 2020年1月10日

溝渕恵里さん

高知県出身。2017年4月、土佐市の地域おこし協力隊に着任。

イベント・お祭のポスター・チラシをはじめ、地域産品のデザインやワークショップの企画・運営を手掛け、デザイナーとして市内外を問わず幅広く活躍中。

ミッション

  • 市のイベントや物産、協力隊Webサイト等のPR活動におけるデザイナー

ざっくりいうと…

  • ソトに出て気づいた、高知の良さを味わう日々。はちきんが愛するのは、もちろん「あの液体」。
  • 新進気鋭のデザイナーは、フィールドを“土佐”堀(大阪)から“土佐”市へ。その仕事の醍醐味とは?
  • デザインを通じて、地域に埋もれた素材やヒトに光を当てていく。現在、ライフプランも絶賛デザイン中!

溝渕恵里さんにインタビュー (土佐市)

事前アンケートに「高知が嫌いで大学から関西へ」とハッキリ書いているのが、何よりインパクトあります(笑)

高校までずっとバレー部だったこともあってか、「チームの輪を乱さないようにとか、人と違うことをするのはダメ」みたいな狭い世界が、すごく生き苦しく感じてたんです。兄と姉も県外に出ていたので、とにかく出てやろう!と京都の大学に進学し、就職も大阪でしたんですが……ソトに行って初めて、高知の良さに気づきました。狭いからこその“つながり“が温かいんだなと。

なるほど。私も今改めて思いますが、都会は心が荒み……(以下略)しかも、広告制作会社でのお仕事って相当多忙だったでしょう。

大きな仕事に携わることができ、やりがいもあったんですが、朝から晩までとにかく働いてました。日付が変わることもしょっちゅうで、これを一生続けるのはどうなんだろうと。ちょうどその頃、関西の私鉄が新たな観光列車をつくるということで、事業を通じて少しずつ町おこしがされていく様子を見たんですよ。そこで、地域×デザインの可能性を感じて、高知へのUターンを決めました。

その後足を運んだ移住フェアで、デザイナー枠の土佐市の協力隊募集に出会ったと。ちなみに「失敗談」を聞くインタビューなんですが、高知の勝手も分かってるし、あまりないかしら?

えっと、仕事でもプライベートでも呑む機会が増えて、お酒関係の失敗は色々と言えないことが……関西ではそんなことなかったんだけどなぁ。(笑)

— おっ、さすが生粋のはちきん! エピソードを詳しく掲載したいところですけど、うら若き女性なので免除します(笑) でも、楽しくお酒を呑むゆとりができたということですね。

そうですね、お休みもとりやすいですし、仕事終わりに地域のお店に行って、常連さんとお話したりするととてもリラックスできます。で、何気なく意気投合したお隣さんが会社の社長さんだったりしてビックリする、というのもまた楽しいです。

高知あるあるですね! お仕事の面は、どうですか?

イベントやおまつりのチラシなど、役場から任されたデザインの仕事をきっかけに、おかげさまで市の内外から色々な依頼をいただくようになりました。例えば、2017年度に制作した大綱まつりのポスター。土佐市長が須崎市長からお褒めの言葉をいただき、そこで初めて「誰が作ったんだ!?」と話題になって(笑)そうやって直接リアクションがいただけるだけではなく、デザインをきっかけにソトから土佐市への注目が集まるのは嬉しいですね。

*TOP画像で持っているポスターは2019年度に制作したものです。

会社に所属していた頃とは、やっぱり違いますか?

広告代理店を介さないので、直接クライアントさんの要望を聞いたり、一緒にアイデアを練ったりできるのはすごく楽しいですね。地域の小さな企業さんも、熱い想いやチャレンジ精神を持って頑張っておられるので、モチベーションがあがります。それから、自分がデザインを手がけた商品の展示販売の場にも行かせてもらい、お客さんの反応が見られるというのも、とても刺激になりますね。

やっぱり、手に職があると地域でも引っ張りだこですね。今後の展望はいかがでしょう?

“デザイン”って形のないモノなので、クライアントさんの中でもはっきりこうしたいというのがないことも多いですし、「ちゃっちゃっと絵を描くなら、タダでしょ?」なんて方もまだおられるのは難しいところです。けど、活動を続けるうちにデザインの価値を分かっていただいて、そうした意識も変わってきてるなという実感もあります。残りの活動期間で、卒業展示会がしたいです。

あ、めっちゃいい! ちなみに希望の場所は?

土佐市はもちろんのこと! できれば、東京の某ミッドタウンとか……(笑)

意識高ぁ!!

好きなんです、あそこ(笑) まぁ、あくまで願望ですけど、デザインやファッションに対する感度の高い人が集まる場所なので、土佐市の魅力や、特産品のポテンシャルの高さをPRできたら良いなって。

素敵、ぜひ実現してほしい。協力隊卒業後のイメージは、いかがですか?

まずはフリーランスのデザイナーとして活動しようかと思っています。どこか事務所に入るかも迷ったのですが、また代理店を通す仕事になってしまうと何か違うなって。今の生活はとても気に入っているので、土佐市に住んでいたいです。とはいえこれから、結婚や出産、子育てなんかを考えると、長い目では土佐市外に出ることになるかもしれませんが……。

おや? 今、「結婚」と言った時、具体的に頭に浮かぶ人が絶対いましたね(笑)

……そこは、ヒミツで(笑)

はい、ダメー。ここから録音止めるので、事情聴取!!

えええ(笑)

<イチ押し!うちの地域自慢>

「大綱まつり」

溝渕さん:ひも状の和紙を何重にもよってつくった、巨大な綱を引き合う夏のお祭りは、迫力満点です。毎年、地元の商工会や青年団、役場職員などが手作りで準備します。着任の2017年度から、私がポスターのデザインをさせてもらっていますが、本当に見ごたえありますよ!

立花:ポスターだけでもすごい熱気が伝わります、カッコいい!

この隊員をもっと知りたいかたはこちらから

Facebook: 土佐市地域おこし協力隊