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専業主婦から再出発。大川村で第二の人生をスタート 根本紗弥花さん(大川村)

  • 2023年1月10日

根本紗弥花(ねもとさやかさん

千葉県生まれ神奈川県育ち。
2020年まで日本で一番人口の少ない村だった高知県大川村で地域おこし協力隊(2018~2021年/ミッション「Webデザイナー」)として活動。その後「ヤマノナカデザイン工房」の屋号で起業し、現在はチラシやパンフレットのデザイン、Webサイトの運営・作成・商品開発や売り上げ改善のワークショップなど「魅力を発信して成果を上げる」ことにフォーカスした何でも屋をしています。

ざっくりいうと…

・きっかけは、とある方の記事。先輩移住者の存在に後押しされ移住を決意。

・現地訪問の際、高知の温かい人間関係に魅了され、その後唯一デザイナーを募集していた大川村と運命の出会い。

・着任早々仕事の依頼が殺到し、村内で引っ張りだこに。失敗を恐れず挑戦し続けた3年間が今に繋がっている。

根本紗弥花さんにインタビュー (大川村)

― 移住のきっかけは一本の記事

神奈川県出身の根本さん、東京の大学を卒業後ITベンチャー企業に入社するも、半年で廃業してしまい退職を余儀なくされます。その後、すぐに結婚し茨城県に移住。主婦業に専念しながらも、独学でWEBデザインやマーケティングを勉強し、徐々にアフィリエイトで収入が得られるように。
自分の人生を歩むための生業の土台ができ始めた頃、とある先輩移住者の記事に出会います。それは2014年に東京から高知へ移住されたイケダハヤトさんの移住記でした。
イケダさんの記事を見て、根本さんが最初に思った事…「この人が生きていける高知なら、私もやっていける!」

当時、家庭の事情でお子さんとの第二の人生をどう歩んでいくか悩んでいた根本さんの頭に、移住という選択肢が生まれました。

― 高知の温かい人間関係に魅了され、移住を決意

根本さんが高知を初めて訪れたのは、移住する1年前の時。
先輩移住者が営んでいる宿泊施設に泊まりBBQを楽しみながら移住の相談をしたり、シングルマザーの方々の話を伺ったり…多くの方が観光目的で初めて高知を訪れる中、移住を前提として来ていた根本さんに対し、現地の方々は温かく受け入れ、いろんな交流の場を設けてくださったそうです。
直接足を運び、直接話すことで、それまでの移住に対する不安要素が一掃され、本当に高知でやっていけるという自信と覚悟が固まった日でもありました。

その後、東京へ戻ってきた根本さんは早速高知県の地域おこし協力隊について調べ、唯一WEBデザイナーを募集していた大川村と運命的な出会いを果たします。当時、小学校6年生だったお子さんが田舎暮らしを望んでいた事もあり、すぐに応募。そこからはスムーズに移住準備が進み、1年後には茨城から大川村への移住が実現しました。最初は、お子さんが村に馴染めるか心配していた根本さんでしたが、むしろ自分以上に移住を喜んでくれたことにホッと安心し、自分の決断は間違っていなかったと思えたそうです。

失敗を恐れず挑戦し続けた3年間

協力隊着任後、最初の仕事は村からの依頼でチラシを作ることでした。
以前、独学でWEBデザインとマーケティングのスキルを身に着けていましたが、新たにグラフィックデザインの勉強から始めたそうです。勉強熱心で何でも自分のモノにできる根本さんに、以降様々な依頼が殺到します。

その中でも代表的なのが、大川村の生活を発信する媒体として2019年にリリースした「でぃぐ!大川村(https://okawafk.or.jp/)」の運営。観光情報はもちろん、村人たちの日常がユーモラスな切り口で紹介されています。
「何がこの村の発信すべき魅力で、村外の方からすると何が面白くて刺さるのか、常にそういった視点から物事をとらえ、客観的な立場からこの村の情報を発信していきたい」そんな根本さんの想いを軸に作られた村独自のホームページです。デザイン会社の方々と試行錯誤してホームページを作り上げていく過程が、根本さんにとってはすごく楽しく、毎日が充実していたそうです。

その後も次々に依頼が入り、なんと年間100件以上の仕事をこなしました。
協力隊に着任した直後から、3年後の独立を見据えて活動していたという根本さん。任期中の3年間はひたすら数をこなし、生業をつくるための修行期間と心に決めて我武者羅に働きました。

― 現在は独立しデザイン事務所を設立。今後はWEBデザイン×マーケティングを主軸に。

根本さんは協力隊卒業後、個人事務所を設立。
以前から担当している「でぃぐ!大川村」の運営に加え、県や村のパンフレット・チラシの作成、道の駅の商品開発ファシリテーターや店舗売上改善を目的としたコンサルティング等、様々な分野で幅広く活動されています。

これからは、デザイン系の制作依頼に対してどう作るかという表現の部分だけでなく、その前段階であるマーケティング戦略の部分から関与し、トータル的に顧客をサポートしていきたいと考えているそうです。
常に目標や自分のやりたい事が明確で、それらを実現するために迷わず行動できる根本さん。そんなカッコイイ女性像に刺激を受け、憧れる方も多いのではないでしょうか。

根本さんの次なる活動にも注目です。