木工・炭焼き・釣り・料理・・・とにかく器用な「何でも屋」(四万十市) 

  • 2020年1月21日

髙木義人さん

神奈川県出身。2018年7月、四万十市の地域おこし協力隊に着任。

大川筋・後川地域の担当として、地域の特色を生かした地域振興に関わる活動に従事。集落活動センターに向けた準備にも取り組む。

ミッション

  • 大川筋地域・後川地域担当(フリーミッション型)

ざっくりいうと…

  • 筋金入りのアウトドア愛好家が選んだ、移住先としての高知。全国屈指の○○キャンプスポットだった!
  • 「とりあえず、やってみる」精神に、持ち前の器用さをプラスして生まれたのは、地域に一目置かれる「何でも屋」。
  • 飲食業での独立を目標に、修行と準備を綿密に。目指すのは、趣味を満喫しながら働ける自由な暮らし。

髙木義人さんにインタビュー (四万十市)

サーフィン好きが高じて高知に移住する人は時々いますが、高木さんの場合はキャンプなんですね。

友人に連れていかれたのをきっかけに、かれこれ10年来の趣味です。神奈川に住んでいた頃は関東・甲信越を中心に出かけていたんですが、キャンプサイトに出るまでに数時間かかるし、渋滞もあるしで……それならもう、住む場所を変えてしまえば良いや、と思って。協力隊制度は、移住するための一手段として初めて知りました。

それは大胆な選択ですね。 実際にこちらに来られてみていかがでしょう? 四万十川沿いなんて、キャンパーの憧れなのでは。

期待通り、アウトドアには最高の環境ですよ。トラック運転手だった会社員時代より、時間的なゆとりもできたので有意義に過ごすことができていますし。ただ自分は、いわゆる大型キャンプ場ではやらず、野良キャンプが好きなので。四万十川の広い河原より、あちこちを開拓しにいくのが面白いんです。ちなみに今、仕事の都合で神奈川に残っている妻も、時々こっちに来て一緒に出掛けています。

夫婦で野良キャンプ……想像以上にコアですね。 お気に入りのスポットは見つかりましたか。

市内だと、名鹿(なしし)の浜は良いですよ。全国でもトップレベルに綺麗な海岸だと思うんですけど、ほぼ無人です(笑)

人が少ないから綺麗なんでしょうけど、まさに穴場ですね。さて、サバイバル(?)には慣れておられそうですが、困ったことや「やっちゃった」話はありますか?

失敗というわけではないですが、こちらに来てから肝機能障害になりました。

えええ!? お酒ネタはあるあるですが、それもちょっと想像のナナメ上を……。

元々お酒は好きだったんですけど、来た当初はがむしゃらだったこともあって、平日・週末構わず飲み会に顔を出しすぎちゃったんですよね。まぁ幸い、量をセーブすれば改善した程度だったので。

それなら良かった、高知で協力隊になる=肝臓の危機、なんて書けないですもん(笑) ところで事前アンケートの“自分でつけるキャッチコピー”欄に、「何でも屋(らしい)」と記入されたそのココロは?

頼まれたら、とりあえずやってみよう!となるからですかね。協力隊の活動として、ドラム缶で炭焼き窯を作ってみたり、木を切ったり、お試し滞在住宅の看板を彫刻刀一本で作ってみたり。学童の子どもたち向けに、流木に穴をあけてつくるキャンドルや、真鍮の焼き印の製作ワークショップもやりましたし、趣味では鮎釣りもやります。

制作した流木キャンドル

なんと、すっごく器用! 頼まれたからといって、中々できる範囲じゃないことも多いですよ、それ。

どれも素人レベルなんですけどね。ただ木工の看板は、我ながらお金をとっても良いぐらいの出来栄えになりました。あとは活動外の時間も、飲食店でアルバイトしているせいもあるかもしれないです。協力隊卒業後は飲食業で起業したいので、今のうちに準備しようと思いまして。四万十市でも特に人気の居酒屋と焼き肉屋で、仕入れや経営のノウハウを学ばせてもらっています。

そんなにあれこれこなしつつ、着任して約1年ながら今後のビジョンも定まってるんですね。ちなみにどんなお店にしたい、とかイメージはありますか。

商材こそまだ検討中ですが、キッチンカーで創業したいなと。四国を拠点に、中国や近畿のほうも回れるようにできればと思っています。

移動範囲、広っ!

将来的に路面店を持つことも考えていますが、元が運送屋なので移動するのが好きなんでしょうね。あとは、全国的にキャンプブームがきていますし、いつか小規模のキャンプ場を経営できたら、とも。野望ですけどね。

さながらスナフキンだ。 最後に、移住や協力隊への応募を考えている人に何かメッセージをお願いします。

うーん……地域の状況はそれぞれ違うので、あまり初めから高い理想にしばられたり、頭でっかちな状態で地域に入ったりしない方が良い、かな。特に自分の場合、「この地域で●●がやりたい!」のような想いを持って応募したわけではなく、協力隊はあくまで定住のためのワンステップだと考えているので。

なるほど。確かに、理想と現実のギャップに苦しんでいる人って少なくないですね。案外、自分で自分の首を絞めてるのかも。

それに、我々はあくまで地域おこしの“協力者”の立場であって、その主体になるのは住民の方々ですからね。もちろん、自ら色々と提案はするんですが、地域の人が望むことに対して自分ができることから応えていくスタンスも良いんじゃないかと思います。

— ありがとうございました。何でも屋のキッチンカーが何を売るのか、ワクワクします!

<イチ押し!うちの地域自慢>

「焼肉たかみ」と「炙り和 たかみ」

髙木さん: 自分のアルバイト先だからといって、宣伝ではないですよ(笑) 居酒屋甲子園の中四国大会で準優勝した実績もある人気店で、とてもクオリティが高いと思います。冷凍ものではない新鮮なカツオ、四万十牛、八幡浜産の「浜千鶏」が特におすすめです。

立花:肉あり、海・川の魚介あり、やっぱり高知の食は最強ですね!

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HP:四万十市地域おこし協力隊Blog