趣味と仕事の境界を消していく“アウトドア限定シェフ” 竹友大騎さん(大川村)

  • 2020年9月29日

竹友大騎さん

広島県出身。2018年10月、大川村の地域おこし協力隊に着任。

トレッキングや沢のぼり、SUPなど、村の自然を存分に楽しめる観光プランやツアーの企画・運営を手掛ける。自身が受講生として参加した「いしづち編集学校」(愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村の「いしづちエリア」の地域資源を活用し、域外からの消費促進を目指す人財育成プログラム)に講師としても登壇予定。

ミッション

・山岳観光や企業研修等のプロジェクトリーダー

・担当地域:村内全域

ざっくりいうと…

・大企業のコンサルタントとしてバリバリ働く傍らで、どうしても忘れられなかったのは「山の魅力」だった。

・インスタ映え間違いなしのオシャレさ、味も確かなアウトドアクッキングに自信アリ! なのに、家では……。

・公私の切り分けのない生活が苦にならないのは、大好きな自然の中で仕事ができるから。やりたいことを起点に、自分の道を切り開く。

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竹友大騎さんにインタビュー (大川村)

大学では経営を専攻しつつ、担当教授のご縁で山や自然の良さを実感された、と伺っていますが。ということは、ご実家があるのは都市部?

いや、大川村が“山度10”だとしたら、実家周辺は5ぐらいの田舎だったので、子どもの頃から山に馴染みはありました。が、山の面白さを知るきっかけになったのは、教授が顧問を務めていた里山の活用・保全プロジェクトに“誘われて”、というか“つかまった“(笑)ことですね。ただ、その頃は仕事にしようとまでは思っていなくて、東京のコンサルティング会社に就職しました。

コンサルというと、ひたすら激務というイメージが……いかにも体育会系な感じはするけども。

確かに大変でしたね、数字にはかなりシビアだし。一年ぐらい働いた時点で、何か違う、会社員以外の働き方もあるだろうと、あれこれ考えた人生の選択肢のひとつとして協力隊が浮かんで。温かいところで山に関わるミッションで調べて、たまたまヒットしたのが大川村でした。ちなみに、運動は全然好きじゃないです。

いやいや、だって、山岳ガイドとかアウトドアインストラクターって、がっつり動くでしょ!?

登山は楽しいですけど、誰もいない山の中でコーヒー飲んだりとか、SUPで水上に浮かんだりとか、ひとりでぼーっと自然に浸かってる瞬間が一番なんですよね……。

えー……。

あ、でも、私の企画するツアーでイチオシは、サップとサイクリングを組み合わせた「サップリング」ですよ(スマイル)。あともちろん、お客さんがアクティビティを楽しんでる姿を見ること、感謝の言葉をいただくこともやりがいです(スマイル)。

営業上手だな(笑)。前職とは全く違う仕事、特別なゆかりもない高知の現場に飛び込んで、困ったことはありませんでした?

最初の半年ぐらいは、困ったことばっかりでしたね。役場や地域での仕事のやり方って、一般企業とはかなり違って……。コミュニケーションもうまく取れなくて、正直、全然進んでいる気がしなかったです。ただありがたいことに、村の先輩移住者の方々に悩みを聞いてもらいながら、役割をどんどん自分で作り出してみたり、山岳観光やキャンプの研修に参加して経験を積んだりして、徐々にやりたいことを仕事として回していけるようになってきた感じです。

確かに、一般企業と地域・公的機関とのギャップって、都市と地方、と同じぐらい大きい。でも、たくましいなぁ。プライベートはどうですか?

うーん、やっぱり人口が少ないだけあって、良いことも悪いことも情報が回るのがとにかく早いなとは思いますが、あまり気にしないようにしているというか。何も言われないよりも、何かしら言ってもらえるぐらいが地域に入りこめているような気もするので、窮屈だと感じることはないかなぁ。あと、今彼女はいないですけど、いい感じの人が……。

志遊美谷の風景

また来たそのパターン! くう、みんな幸せだな……あの、聞きたいのは休日の過ごし方とか、そういうね。

(笑)自分の場合、仕事が趣味の延長みたいなものなので、どこからが休日なのか実際、曖昧ですね。観光は春から秋がハイシーズンなので冬場は比較的暇になりますが、趣味として山に登りますし、お客さんに提供するのを前提にしょっちゅうアウトドアで料理もしてます。村の特産の「はちきん地鶏」は、丸ごとローストチキンにすると見た目もゴージャスだし、レバーをパテにしても美味しいですよ。

おお、素敵! それならコンビニなし、飲食店の少ない村でも自炊はばっちりだ。

いや家ではレトルトなんかで済ませて、ろくに作りません。

なぜ‼

研究のためだ、と思うからこそ、アウトドアではあれこれ作るんです。「なんだあいつ、家の中で料理すれば良いのに…」と周りからは妙に思われてるみたいですけどね(笑)。高知に来て、新鮮な塩タタキを食べるようになってからカツオにハマりました。お酒も好きですし、村には2、30代の人も意外と多いので、週に1、2度は誰かの家で飲み会をするのも楽しいです。

外限定で料理してるって、私でもつっこみたくなります(笑)では、今後の抱負をお願いします。

今、お世話になっている「ふるさとむら公社」でプロジェクトリーダーを務めながら、ツアーや山岳のガイドとして独立するのが理想です。地域のツアー企画は今まで、道の駅にチラシを置くぐらいしかできていなかったんですが、最近はSNSで有料広告を打ったり、村の特設サイトで発信したりと、新しいPR方法にも挑戦し始めて。今は高知県内のお客さんがメインですが、県外からも呼び込めるようにしたいですね。

第二選鉱所跡にて

<イチ押し!うちの地域自慢>

志遊(しゆう)美(み)谷の風景」

竹友さん:大川村の自然はどこも素晴らしいんですが、ここは特に綺麗なスポットだと思います。自分が自然の中にいる、と感じられることが何よりうれしいので、この環境で働けること自体にやりがいを覚えます。

立花:うわあ、写真だけでも癒されますね! いいなぁ。

竹友さん:沢のぼりのスポットとしてもオススメしてます。ちなみに、私が企画してる「サップリング」は、大人でも子どもでも楽しめる内容なんで、気軽に試してみてもらいたいです。

立花:出た、また営業上手が(笑)。

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