立花 聡子(たちばな さとこ)
出身:神奈川県川崎市
四万十町地域おこし協力隊OG
着任:平成28年8月~30年7月
担当:移住定住の促進
都内の大学を卒業後、大手インターネット通販会社での勤務を経て、大学院へ入学。外国人材の活用・定着に関する研究を行う傍ら、日本語教師として働くも、地方の視点から「日本」を学び直したいと地域おこし協力隊に。
活動初年度は駅前商店街の活性化、2年目は移住・定住促進業務に携わり、町内外へ向けた地域の魅力発信に努める。並行して、町内の県立高校において地域学習講座の企画・運営に参画。
現在は神奈川を拠点に自治体広報に関わる仕事に従事しながら、継続して高知県とも深いつながりを持っています。
役場に席を置き、一町職員として働いた経験により、自治体および公務員の立場から物事の分析や課題解決の方向性を考える視座を多少なりとも身に着けることができました。現在、自治体のお客さまに対する営業や地域PRに関わる調査・提案を行う際に、自治体/公務員として何ができるか、どのような点が障害になるか等をふまえた発想や議論をするのに役立っています。
協力隊に着任する以前の職場でお世話になっていた先輩が独立起業され、事業拡大にあたりお声がけいただきました。協力隊在任中から、地域活性化に関わる調査のお仕事などを個人的に請け負わせていただき、また任期終了後も自身のキャリアや仕事の状況などを相談させていただくなど、かねてからのご縁を大切に紡いできた結果のように感じています。
「活動は地域での暮らしのうえに」
みなさんは地域おこし協力隊の「活動」と聞いて、どんなものを思い描くでしょうか?
情報発信、特産品プロデュース、観光資源の発掘、商店街の活性化、教育の普及、伝統継承、都市交流、地域サポートなどなど、中にはスキルや経験が必要なものもあります。
ですが、地域おこし協力隊の「活動」は、あくまで地域での「暮らし」の上にあるものだと考えます。
生活環境、地域住民との関わり、家族との時間。希望と現実が絡み合った中で新たに生まれる「充実した暮らし」が「充実した活動」の礎になると考えます。
協力隊インタビューは、人を招き入れることを心から楽しむ高知県民の中に飛び込んだ「現役の地域おこし協力隊員」の活動内容の紹介だけでなく、それを支えるそれぞれの地域での暮らしについてもご紹介していきます!