利便性の高いファクタリングを利用するときに気をつけたい注意点

円滑な資金調達のひとつとして中小企業を中心に注目を集めているファクタリングは売掛金を期日前にうけとれるのが特徴で、最短即日対応してくれるファクタリング業社もあり、銀行からの融資と比較してスピードが魅力です。
資金繰りに苦しい時に利用するとすぐに現金を受け取れて便利なサービスですが、問題点もあるのでご説明してきます。

ファクタリングをする前に注意しておきたい点

利便性の高いファクタリングですが、他の資金調達方法と比較すると手数料が高かったり、売掛金以上の資金調達はできないところは注意が必要です。

他の資金調達手段よりも手数料が高い

最短即日で現金をうけとれたり借入するわけではないので信用力が落ちないメリットがある分、ファクタリング業社への手数料は高めに設定されています。
ファクタリングの手数料の相場は、2者間ファクタリングの場合10%?20%程度、3者間ファクタリングの場合2%?9%程度なのに対して、銀行融資の金利は2%?9%程度、日本政策金融公庫の金利は1%?3%なので割高です。

売掛金以上の資金は受け取れない

ファクタリングは期日前の売掛金のみにしか適応されないうえ手数料などを引かれた金額しか受け取れないので、より多くのお金が必要な場合は銀行の融資やビジネスローンもプラスアルファで検討する必要があります。

まとめ:ファクタリングする時は金額に注意

利便性が高いが故に手数料が高かったり売掛金以上のお金は受け取れないため、実際に必要な資金を再確認することが大切です。
場合によっては銀行融資やビジネスローンを利用した方が良い場合もあるでしょう。